大腸内視鏡検査の痛みは個人差が大きく、全く痛くない方もいればとても痛く感じる方もいます。大腸内視鏡検査の痛みには、ペチジン塩酸塩という麻薬性鎮痛薬が有効です。麻薬性といっても適正な量で使用する限り、依存などの副作用は全く心配ありません。私自身も、大腸の検査を受ける時はかならず使用していますのでご安心ください。
大腸内視鏡検査では、腸を観察するために腸に空気を入れて拡張させます。このため、検査の後おなかが張ってしんどい事があります。当院では、腸を膨らますのに空気でなく二酸化炭素を使用しております。二酸化炭素は吸収が非常によく、検査後のお腹のはりが非常に少なく後が楽です。
大腸内視鏡検査は、特に検査医による技術の差が大きく、腕のいい検査医だと時間も早く楽に検査がうけられます。大腸内視鏡検査の技術に影響するのは、胃カメラと同様に検査件数です。当院では、開院以来1900件以上の大腸内視鏡検査を行ってきました。検査件数が多い施設の方が、検査が楽であるだけでなく、合併症(出血、穿孔など)も少ない傾向があります。
3割負担 | 2割負担 | 1割負担 | |
観察のみ | 5080-7090円 | 3390-4730円 | 1700-2370円 |
観察+病理組織検査 | 9040-18070円 | 6030-12050円 | 3020-6030円 |
内視鏡的粘膜切除術 | 18350-31690円 | 12230-21130円 | 6120-10570円 |
※公費負担のある方の検査費用につきましては、受付までお尋ね下さい。
※投薬料、血液検査料は別となっております。
当院が採用しているオリンパス製内視鏡機器EVIS EXERA IIIは、従来の機種に比べて視野角(見える範囲)が広がり、硬度可変機能(ファイバーの硬さを変えられる機能)が付くなど、検査を楽にして診断を向上させる機能があります。